New disc

勇敢2003  華納 WARNER
勇敢 01.看見自己
02.假惺惺
03.就是我想你
04.勇敢
05.解圍
06.我為什麼那麼愛你
07.無所謂
08.説傻話
09.因為有我
10.忘記
ネット通販ショップ購入試聴サイトアルバムについて私見

11ヶ月ぶりのニューアルバムは阿妹いわく「自分にとって心地よい一枚」。
SARSに台湾が揺れているときに録音を行ったため、その影響がでているともいえる。アルバムに添えられた阿妹のコメントにもそれを感じることができる。

ネット購入
日本では下記のネットショップがお勧め。

百楽園 勇敢 勇敢VCD

ジャスミンティー 東京中野ブロードウェイに実店舗があります。

yesasia  勇敢 のページはこちら

他にもいろいろネットショップ・アジアCD専門店があります。探してみてくださいね。


ショップ購入
実店舗販売している都内の大手輸入CDショップでも購入できます。
新星堂タワーレコードなど。

HMVは7月に渋谷店に問い合わせたところ、取り寄せのみだそうですがネットではこちらに紹介が載っています。


試聴サイト
「ちょっと聞いてみてからじゃないと買えない!」という方には試聴をお勧めします。
うちのサイトでは著作権が気になるので試聴を用意していませんが(というかその前に技術の問題もある)、下記に試聴可能なサイトをご紹介します。

台湾の通販サイト books.com  「勇敢」部分試聴アリ
  ※画面上は「看見自己」になっていますが、音源は「勇敢」です。


A3サイト 勇敢試聴 フラッシュ

g-music アルバム紹介

udnstar.com 假惺惺MV

hinet.net 假惺惺MV 勇敢MV 勇敢映画(有料) A3発表会

以下ワーナーの関連試聴・映像は会員登録していないと聞く・観ることができません。
会員登録については日本語の手引きを用意してありますので、こちらをご覧下さい。

ワーナー アルバム紹介  こちらで看見自己・假惺惺・勇敢の3曲が試聴できます。

ワーナー 短編映画《勇敢》ムービー  未編集の映像が一部DLできます。


アルバムについて
いままで華納サイトやラジオなどで紹介されたアルバム『勇敢』について。

タイトルにもなっている曲、「勇敢」は韓国のネットゲームA3の主題歌で台湾ではCMにも使われているようです。「看見自己」(自分を見つめて)も同ゲームの歌でおそらく挿入歌と思われます。初めて原曲を聞いたとき、韓国語だったので言葉はわからなかったのですが非常に感動したということで、この曲を歌うことに決めたそうです。
2つとも壮大なバラードですが、「勇敢」は8つも詞を作り、その中から"勇敢"という言葉にグッときてこの詞を選んだんだとか。「看見自己」(自分を見つめて)では日本デビューも果たした"イケメン"シンガーソングライター、ワン・リーホン(王力宏)がピアノを弾いています。2人はもともと友人ですが、阿妹の1本の電話にリーホンが快く応じてくれたとか。ちなみにレコーディング時はサングラスをして弾いたんだそうです。スティービー・ワンダー?

「忘記」(忘れたわ)は《パールハーバー》の中文主題歌を歌ったときにそれを聞いた原作者が感動して阿妹の為に書き下ろした作品。・・・って書いてあったけど、作者の名前が違う(T_T)
「我為什麼那麼愛你」(どうしてこんなにあなたを好きなの)深白色のドラマティックなメロディーに感動的な[女兆]若龍の歌詞が泣かせるバラード。

なお今回は新しい曲風に数多く挑戦しており、新しい阿妹の一面を見ることができます。

まず話題になっているのは台湾で数多くのヒット曲をプロデュースしている韓国人のJae Chong「假惺惺」(わざとらしいよ)「無所謂」(どうでもいい)の2曲提供していること。どちらも大人っぽいHIPHOPソングで、JEFF&MACHI(黄立成 &麻吉)のメンバーが参加しています。「假惺惺」Nicky「無所謂」スティーブン(林智文)がRAPを担当。

また前作に続き、シンガポールの女性シンガーソングライター、タニア・チュア(蔡健雅)が2曲を提供しています。「解圍」(解放)はタニアらしいアコースティックギターが効いた軽やかな曲。うってかわって「説sha話」(ばかな話)はラウンジムードのアダルトな作品。
「就是我想你」(あなたを想ってる)は阿妹がはじめてプロデューサーを務めた軽快なナンバー。作曲は大陸の新進気鋭作曲家方大同(前作で「54321」を提供)の手によるもの。

「因為有我」(わたしがいるから)はレゲエで始まってスカテイストに転じる元気な曲。作曲とプロデュースは林[日韋]哲。聞いているだけでコンサートで観客と一体になって盛り上がってるさまが簡単に想像できる。
はい、皆さんご一緒に「ハッ!ハッ!ハッ!ハッ!」


私見 
 このアルバムをはじめて聞いたときにまず思ったことは「やっとここまで来たか」。
その一言です。
この感覚を説明するのは難しいのですが、このアルバムを聞いてやっと阿妹のミュージシャンとしての輪郭が見えてきたような気がしたのです。
私が捉えている張惠妹というのは純粋に"歌い手"としての才能と技術を持った人であり、そのためどんな歌もある程度歌いこなしてしまうがゆえの"器用貧乏さ"に最近不満を感じていました。

しかしこのアルバムでは声だけで阿妹の意思が感じられました。
いままでは「BADBOY」に代表されるような"狂野"と呼ばれる激しい曲と、「原來[イ尓]什麼都不要」「聴海」に代表されるような涙がちょちょぎれるような泣かせるバラード、両方をうまく配合したアルバム作りに腐心してきたように思います。

もちろんデビュー直後に中国語圏を席巻し、あっという間に現在のような地位に登りつめてしまった彼女に失敗は許されないのでしょう。"台湾国産天后"であり"原住民の星 である彼女は、人々の期待にこたえるべく作品を発表していたような感があります。ワーナーに移籍してからはその傾向が顕著になったように感じていたのですが、そんな枠から踏み出したような感触があります。
それはいままでの「リスナーが求める阿妹像」から、一歩離れた彼女の姿。

彼女自身も「昔のほうが良かった」「雨生が生きていれば」という言葉は何度となく聞いているだろうし、過去の栄光が彼女を苦しめている部分もあると思います。
前作『發燒』でもラジオインタビューなどで「自分が好きなことをやった」と語っていましたが、今作はもっとたくさんの作業にかかわり、編曲や歌詞の変更の際には横に座って意見を言ったそうです。
ワーナー移籍後の前2作からアルバムプロデューサーも変わり、そのプロデューサーと自分が好きな音楽について語りあい、ライヴハウスにステージを見に行ったりして「いま自分が好きな音楽」を説明して、アルバムを作り上げていったそうです。

正直言ってこのアルバムには世の中を席巻するほどの超名曲はありません。(あっ、書いちゃった)
アルバムとしてはこじんまりした小品かもしれません。しかし数年後に振り返ったとき、「ああアレがターニングポイントだったんだな」と感じることができる輝きがあります。


所属レコード会社 華納台湾のサイトはこちら  華納線上音楽雑誌

CDの著作権は各レコード会社に帰属します。問題があった場合は、事前の予告なく削除する場合があります。
ただし無断転載はお断りします。なにか間違いや気になる点があれば、メールかbbsでどうぞ。

top | profile | FAQ | ANF | disc | lyrics | article | from A-mei | project | report | karaoke | aborigine | special | link | bbs

  A*mei-project / webmaster  jing