Mucical

宮本亜門演出、アーメイ(張惠妹/A-MEI)主演のミュージカル《トゥーランドット》について。

2008年3月、赤坂にオープンする赤坂ACTシアターのこけら落とし公演、祝祭音楽劇《トゥーランドット》にアーメイ(張惠妹)が主演することが決まりました。
最新情報はニュースブログANF内、ミュージカルカテゴリーをご覧下さい。

祝祭音楽劇《トゥーランドット》

今回アーメイが出演するのは、プッチーニのオペラ《トゥーランドット》を元に、新たに書き下ろしたミュージカル作品です。

赤坂ACTシアターのグランドオープンを飾る、記念すべきスペクタクル作品。
宮本亜門演出、久石譲が全曲オリジナルで書き下ろす21世紀版『トゥーランドット』ついに誕生!


21世紀はアジアの世紀である。正にその宣言である北京オリンピック開催の2008年、古代中国を舞台にした大スペクタクル作品である「トゥーランドット」を新たなる作品として創り出すことは世界中にアジアの文化、エンタテイメントのエネルギーを発信する絶好の機会だと考える。

ミュージカル「太平洋序曲」で日本人として初めてブロードウェイロングラン公演を成功させた宮本亜門がアジアに発信するオリジナル作品として演出し、数多くの映画音楽を手がけ独自の世界観を創り出す久石譲が本格的音楽劇に初挑戦。アカデミー賞受賞のワダエミが、豪華絢爛、色彩豊かな衣装世界を織りなす。

孤高の女帝トゥーランドットに、圧倒的な歌唱力で世界を席巻する、台湾の歌姫アーメイ。怒りを秘めた勇者カラフには、これまで自らのユニット以外では舞台に立つ事のなかった岸谷五朗。さらに、女帝を愛するがゆえに非道を貫く無骨な武将ワンに歌舞伎界の風雲児中村獅童、トゥーランドットが唯一心を許す薄幸の美しき宦官ミンに、大衆演劇界の花形早乙女太一、一途な愛でカラフを支えるリューに、元モーニング娘の安倍なつみ、しなやかな個性が光る実力派の小林勝也や北村有起哉など、花も実もある役者が揃った。キャスト総勢60名余。本場中国から少林武術チームも加わり、アクションシーンを盛り上げる。

アジアを代表する珠玉の才能が集結して贈る『トゥーランドット』を誰も見逃してはならない!
-----祝祭音楽劇《トゥーランドット》公式サイトより
人は生まれ、人は死ぬ、何のために?
その答えはここにある。

求婚者に三つの謎を出し、謎が解けないと首をはねる――氷のような心のトゥーランドット姫が勇者カラフ王子と出会い、初めて愛を知り、二人は結ばれます。プッチーニの最後のオペラ『トゥーランドット』は、古代中国を舞台にした異国情緒あふれるオペラとして、寓意に富んだ愛の物語として、多くの人をひきつけてきました。

その『トゥーランドット』の設定を活かしながら、現代人の視点で見つめなおした全く新しいオリジナル・ミュージカルが『トゥーランドット』です。「アジアという多民族が暮らす地域で、他の価値観の存在を通じて、人の心の痛みを知る」というコンセプトのもと、私たち日本人を含めたアジアの『トゥーランドット』が誕生します。

原作ではあまり語られていないトゥーランドットとカラフのプロフィールを新たに生み出し、陰影の濃いキャラクター設定に。また、トゥーランドットを陰から操るワン将軍、薄幸の美しき宦官ミン、饅頭から情報まで何でも扱う物売りなど原作にない人物も登場し、重要な役割を果たします。「二人は結ばれ、いつまでも幸せに暮らしました」という、おとぎ話的な展開ではなく、欲望、裏切り、陰謀、愛への渇望と献身など、人間ドラマが複雑に交錯していきます。愛することも愛されることも拒んだ孤高の女帝、トゥーランドットが愛を知った時、国を追われ失意の内に、生きる意味を見失ったカラフがもう一度立ち上がる時、ワン将軍の野望が燃え上がる時、三人の運命の輪が大きく動き出します。彼らの選択と決意がもたらす予想外の結末は、21世紀に生きる私たちに大きな問いを投げかけることでしょう。トゥーランドットばかりではなく、全ての人の心を隔てる氷の壁を溶かす物語――、すれちがいながらも相手を思いやる、大きな愛が、奥行きのあるドラマとして描かれます。
-----祝祭音楽劇《トゥーランドット》公式サイトより
 
 

スタッフ・キャスト

スタッフも日本で考えられる超一流のプロが集結した。
日本におけるミュージカルの第一人者といっても過言ではない演出家、宮本亜門。
脚本は元ZAZOUS THEATER(ザズゥ・シアター)主宰、劇作家で演出家の鈴木勝秀。
宮崎アニメ、北野武監督作品などで世界的にも有名な久石譲が初めてミュージカル音楽を制作。
日本人女性初のアカデミー賞衣装デザイン賞受賞者、《英雄》などでも衣装を担当したワダエミ。
70年代から流行歌を作詞し、近年はミュージカル訳詞も手がける森雪之丞。
ブロードウェーダンサーで振り付け師でもある、ダレン・リー。日本で五本の指にはいるといわれるダンサー、岡千絵。
美術は《太平洋序曲》でトニー賞にノミネートされた松井るみ。
彼/彼女たちの手により、新しい生命を吹き込まれる祝祭音楽劇《トゥーランドット》は来年3月、赤坂ACTシアターの幕開けを飾る。

■CAST
トゥーランドット:アーメイ(張惠妹)
カラフ:岸谷五朗 地球ゴージャス
ワン:中村獅童
ミン:早乙女太一
リュー:安倍なつみ ハロープロジェクト
物売り:北村有起哉
ティムール:小林勝也
他 総勢60名
■STAFF
原案:ジャコモ・プッチーニ「トゥーランドット」より
演出:宮本亜門
作曲・音楽監督:久石譲
衣装:ワダエミ
脚本:鈴木勝秀
作詞:森雪之丞
振付:ダレン・リー 岡千絵
美術:松井るみ センターラインアソシエイツ
照明:中川隆一
音響:山本浩一
殺陣:渥美博
演出助手:坂本聖子 眞鍋卓嗣
音楽監督補:池上知嘉子
技術監督:堀内真人
舞台監督:芳谷研
プロデューサー:河出洋一

スタッフ・キャストのより詳しいプロフィールは、 祝祭音楽劇《トゥーランドット》サイトをご覧下さい。

 

ストーリー

プッチーニのオペラ《トゥーランドット》は千一日物語から想を得たと言われているが、今回のミュージカルはそこからさらに登場人物に現代的解釈を加え、プッチーニ作のオペラにはない人物を登場させている。

東方の島国の皇太子カラフ(岸谷五朗)は、側近のティムール(小林勝也)と侍女のリュー(安倍なつみ)を伴い、海を越えた黄金の都にたどり着く。
女帝トゥーランドット(アーメイ)が治めるこの国では、美しいトゥーランドットとの結婚を望んで各国から王子が訪れては、条件である3つの質問に回答できず、満月の夜ごとに首をはねられていた。

今夜も広場では、必死に命乞いをするさる国の王子を、ワン将軍(中村獅童)が容赦なく処刑。トゥーランドットは、氷のように冷たい表情でそれを見つめ、民衆は、逆に祭りのように大はしゃぎしている。

「狂っている!」驚愕し憤るカラフに、「おっしゃる通り」と、この国の事情に通じた物売り(北村有起哉)が飄々と応じる。トゥーランドットの夫になるためには、血筋が正しく、女帝が出す3つの謎を解くことが条件と物売りから聞いたティムールは、カラフに謎への挑戦を促す。

秘かにカラフへ想いを寄せるリューは必死に止めるが、兄との政争に敗れ、国を追われた捨て身のカラフは、興味を抱き始める。翌朝、謎への挑戦者として名乗りを上げたカラフは、ティムールの教えに従い、見事に3つの質問に答えてみせる。が、トゥーランドットを慕うワン将軍は正解を認めず、無理やりカラフを投獄してしまう。

一方トゥーランドットは、ひと目見た時から、カラフのことがなぜか気になる。そこで唯一、素直な気持ちを吐露できる相手である宦官のミン(早乙女太一)に、頼みを託す。
  「あの男を逃がして」と…。
-----祝祭音楽劇《トゥーランドット》公式サイトより

トゥーランドットについて知るには以下のリンクが役に立つかもしれません。

 
 

| intro | 公演スケジュール | アーメイとは | 記者会見レポート | works index |

祝祭音楽劇《トゥーランドット》公式サイトからの文章・写真についてはインタースペースさんの許可を得て転載しています。
問題があった場合は、事前の予告なく削除します。無断転載はお断りします。
なにか間違いや気になる点があれば、メールかbbsでどうぞ

top | profile | FAQ | ANF | disc | lyrics | article | from A-mei | project | report | karaoke | aborigine | special | link | bbs

  A*mei-project / webmaster  jing